椎骨動脈解離
椎骨動脈解離

「突然、うなじや首の後ろに強い痛みが走った」「これまでにない首の痛みの後、めまいや手足のしびれが出てきた」「若いのになぜ首の後ろが痛むのだろう…」とお悩みではありませんか?
首の後ろ(うなじ)から後頭部にかけて起きる突然の痛みの原因として、「椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)」という血管の疾患が増加しています。30代〜50代の比較的若い世代にも発症することが多く、放置すると「脳梗塞」や「くも膜下出血」を引き起こす危険性があるため、早期の正確な診断と適切な管理が極めて重要です。
吉永脳神経外科クリニックでは、日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医である院長が、丁寧な問診と受診当日のMRI・MRA検査を用いて精密な診断を行います。首の後ろの痛みや違和感に不安を感じた際は、我慢せずお早めにご相談ください。
椎骨動脈解離とは、心臓から脳(小脳や脳幹)へ血液を送る首の後ろの太い血管(椎骨動脈)の壁が内側で裂けてしまう病気です。
血管壁の外膜・中膜・内膜の隙間に血液が入り込むことで、以下のような危険な状態を引き起こします。
血管が狭まる・詰まる(脳梗塞のリスク)
解離によって血管の内側が狭くなったり、血栓(血の塊)ができて詰まると、小脳や脳幹への血流が途絶えて脳梗塞を起こします。
血管が膨らむ・破れる(くも膜下出血のリスク)
解離によって血管壁が弱くなり、コブ(解離性脳動脈瘤)を作って破裂すると、命に関わるくも膜下出血を引き起こします。
スポーツでの激しい首の動き、ゴルフのスイング、整体やカイロプラクティックでの首をねじる動作、不意に首を急回転させた際など、比較的軽微な首への負担や打撲が引き金となるケースが多く見られます。また、高血圧などの生活習慣病をお持ちの方も注意が必要です。
以下のような症状がある方は、椎骨動脈解離の可能性が高いため、早期に脳神経外科での精密検査を受けることをおすすめします。
※特に「うなじの強い痛みに続いて、めまい・手足の麻痺・言葉のもつれが現れた」場合や、「突然の劇烈な頭痛が起きた」場合は、すでに脳梗塞やくも膜下出血を発症している可能性があります。至急医療機関を受診してください。
吉永脳神経外科クリニックでは、受診当日に最新鋭の画像検査を行い、首の血管壁の状態を精密に確認します。
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医である院長が、「痛みがいつ・どのように始まったか」「首への負荷の有無」「小脳・脳幹症状(めまい、麻痺、言語障害等)の有無」を慎重に診察します。
当院では高精度MRI機器を完備しており、受診当日に頭部〜頸部のMRI・MRA検査を実施し、その場で結果をご説明します。
血管壁の直接観察(MRA・頸部MRA)
血管が細くなっている箇所(pearl and string signなど)や、血管の膨らみ(解離性動脈瘤)がないかを立体画像で評価します。
微小な脳梗塞・出血の確認
すでに小脳や脳幹に脳梗塞の病変ができていないか、出血がないかを確実にチェックします。
「首の後ろの痛みの正体」が受診当日に判明する安心感
「筋肉痛かと思っていたら危険な血管病変だった」という事態を防ぎ、その日のうちに客観的な画像診断を受けられます。
本格的な脳梗塞やくも膜下出血の早期予防
解離の初期段階で正しくアプローチし、血圧管理や安静指導を行うことで、脳梗塞や破裂などの重症化を防ぐことができます。
椎骨動脈解離の多く(くも膜下出血を起こしていない非破裂型)は、適切な「保存的療法(薬物療法と血圧管理)」によって血管が自然に修復・治癒していきます。
血管壁への負担を減らして解離の進行や破裂を防ぐため、降圧薬(血圧を下げるお薬)を用いて血圧を低めにコントロールします。痛みに応じて安全な鎮痛薬を処方し、一定期間の首の安静を保ちます。
解離によって血管が狭くなり血栓(血の塊)ができやすい状態の場合は、脳梗塞を防ぐために抗血小板薬などを慎重に投薬します。
血管の膨らみが大きく破裂リスク(くも膜下出血リスク)が高い場合や、急性期の解離性脳動脈瘤に対して外科的手術やカテーテル治療(血管内治療)が必要と判断された場合は、速やかに信頼できる高次医療機関や基幹病院へご紹介・手配いたします。
患者さんに安心して受診していただくため、注意点や費用についても開示しております。
解離した血管が安定・修復するまでには通常数ヶ月を要します。途中で自己判断で通院をやめず、定期的にMRI・MRA検査で血管の形が治っているかを確認することが非常に重要です。
体内に心臓ペースメーカーや特定の金属が入っている方、強い閉所恐怖症の方はMRI検査を受けられない場合があります。
うなじの痛み、めまい、しびれなどの症状があり、医師が診断・検査を必要と判断した場合の診療は「健康保険(保険診療)」が適用されます。
目安費用(保険3割負担の場合)
初診料+MRI・MRA検査でおよそ6,000円〜7,000円前後となります(お薬代除く)。
「寝違えかな?」「首のこりかな?」と我慢してしまいがちな首の後ろの痛みですが、その陰に椎骨動脈解離という血管のサインが隠れていることがあります。
脳や血管の病気は「早期発見・早期の血圧管理」が患者さんの健やかな未来を守る鍵となります。当院では専門用語を避け、患者さんやご家族のお気持ちに親身に寄り添った丁寧な診察を徹底しています。
西鉄井尻駅から徒歩2分、専用駐車場完備で、院内は車椅子でもスムーズに通院できる完全バリアフリー構造を採用しています。首の後ろの痛みや違和感でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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